涙が止まらなかった。
いなくなったあなたのことを思い出したから。
あなたは最後の最後まで生きようとした。
体が病魔に蝕まれても、希望を捨てようとしなかった。
私はあなたの手を握り締めていた。
そうしないと絆が消えそうで怖かった。
でも運命はひどく残酷だった。
あなたの手は冷たくなっていった。まるで氷のように・・・
死んだなんて認められなくて何度も何度も名前を呼んだ。
悲しかった。もう二度と名前を呼んでくれないし
笑いかける事も無い
もう何処に行ってもあなたに会うことはできない。
今すぐあなたの元に行きたいけど。まだ行かない。
わたしはあなたの分を生きて、あなたが出来なかった事をやりたいから