昔々
二つの国を行き来する天使がいました。
なぜならば
どちらの国にも幸せにしたい人がいるからです。
一つの国は空気が汚れた国もう一つは富が豊かでも心が貧しい国です。
最初ははりきってやっていた天使でしたが
日に日にわがままになってゆく人間に、天使は疲れてしまいました。
天使を見かねた神様は
天使にこう告げました。
「このままではおまえ自身が持たない、どちらかを選ぶのだ」
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